11月6日は、昭和の時代に日本を大きく揺るがせた出来事がいくつも起きた日です。
この記事では、昭和の11月6日に起こった出来事を3つ紹介します。
※諸説ありますのでエンタメ記事としてお楽しみください
🚃 昭和47年(1972年) 北陸トンネル列車火災事故 ― 鉄道安全を見直すきっかけとなった悲劇
1972年(昭和47年)11月6日、福井県敦賀市の北陸トンネル内で発生した「急行きたぐに号火災事故」。
走行中の列車で電気暖房装置からの発火が原因となり、車内に煙が充満、乗客30名以上が命を落としました。
この事故は、当時の鉄道安全基準に大きな見直しを迫るきっかけとなりました。車両内装材の難燃化、非常口設置の改善、そしてトンネル内避難誘導体制の強化など、現在のJR各社にまで続く安全対策の礎となったのです。
昭和の高速化・効率化の裏で見落とされていた“安全への意識”が改めて問われた日とも言えるでしょう。
🏢 昭和20年(1945年) 財閥解体が始まる ― 戦後日本経済の新しい夜明け
終戦からわずか数か月後の1945年(昭和20年)11月6日、連合国軍総司令部(GHQ)は「財閥解体指令」を発令。
三井・三菱・住友・安田など、日本の経済を支配してきた巨大財閥の解体が本格的に始まりました。
目的は、戦前の軍需産業体制と財閥支配による格差構造を是正し、民主的な経済システムを再構築すること。
これにより、持株会社の禁止・株式分散・独占禁止法の制定が進み、戦後の自由経済の基礎が築かれていきます。
昭和の復興期を支えた企業群は、この流れの中で新しい形へと再生しました。現在の日本の企業文化にも、その影響は色濃く残っています。
💍 昭和22年(1947年) お見合い記念日 ― 戦後の結婚観と新しい“ご縁”のかたち
1947年(昭和22年)11月6日、東京で日本初の「集団お見合い」が開催されました。
戦後の混乱期、孤立する若者や戦災孤児の増加が社会問題となる中、「良縁による安定した家庭づくり」を支援する目的で開催されたものです。
この集団お見合いをきっかけに、“仲人文化”が再び脚光を浴び、昭和30年代にはテレビ番組『パンチDEデート』などを通じて「お見合い」は時代の象徴的な言葉に。
現代のマッチングアプリ文化に通じる「出会いの場づくり」の原点とも言えるでしょう。
令和7年(2025年)11月6日の今日の出来事 ※当日更新
- 日産自動車が中間決算を発表。2219億円の赤字。
- トヨタ自動車が2026年3月期の通期業績予想を上方修正。純利益は2兆9300億円。
- プロバスケットボールB1リーグ 長崎ヴェルカが12連勝で西地区首位をキープ。
- プロ野球、阪神タイガースは和田豊元監督がヘッドコーチに就任したと発表。
🎂 11月6日生まれの有名人・著名人
| 名前 | 職業・肩書き | 生年 | 出身 |
|---|---|---|---|
| 濱家 隆一 | お笑い芸人 | 1983年 | 日本 |
| 松岡 修造 | 元テニス選手 | 1967年 | 日本 |
🕯 まとめ
11月6日は、昭和の激動と希望の両面を映し出す一日でした。
北陸トンネル火災の悲劇からは「安全の大切さ」を、財閥解体からは「資本主義経済の再構築」を、そしてお見合い記念日からは、人生の永遠のテーマ「出会い」の大切さを。
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