11月19日は、私たちの生活に欠かせない「トイレ」や「学び」にスポットライトが当たる日です。
国連が定めた「世界トイレの日」、そして日本の学習塾業界が制定した「いい塾の日」。
どちらも「当たり前」に見えて、実は社会の課題や希望がぎゅっと詰まっています。
この記事では、 11月19日の記念日、歴史上の主な出来事、そして11月19日生まれの有名人をまとめてご紹介します。
毎日の「今日は何の日?」をきっかけに、ちょっとだけ過去と今に思いを向けてみませんか。
11月19日は何の日?主な記念日
世界トイレの日 ― トイレから世界の課題を考える日
11月19日は、国連が制定した国際デー「世界トイレの日(World Toilet Day)」です。
世界には、いまだに安全で衛生的なトイレを使えない人が数十億人規模で存在すると言われています。
トイレがない・不十分ということは、
- 下痢性疾患などの感染症が広がりやすい
- 水質汚染や環境汚染の原因になる
- 特に女性や子どもが「安全に用を足す場所」を確保できず、暴力や性被害のリスクも高まる
こうした現実への問題提起として、「世界トイレの日」は、各国政府や自治体、NPO、企業などが トイレと衛生環境の大切さを発信する日になっています。
「トイレがあるのが当たり前」ではない地域が世界にはたくさんある――そんな視点を、この記事の読者にもシェアできるといいですね。
いい塾の日 ― 「本当にいい塾」とは何かを考える日
11月19日は、日本独自の記念日「いい塾の日」でもあります。
語呂合わせで「いい(11)塾(19)」と読めることから、学習塾を運営する企業グループが制定した日です。
この記念日のテーマは、とてもシンプルで奥が深いものです。
- 子どもたちにとって「本当にいい塾」とは何かを考える
- 講師・保護者・生徒が一緒になって、私塾教育のあり方を見つめ直す
ただ成績を上げるだけでなく、
- 子どものペースや個性を尊重してくれるか
- 失敗してもやり直せる雰囲気があるか
- 「学ぶって意外と楽しいかも」と思える場になっているか
そんな視点で、我が子が通う塾や、これから選ぶ塾を見直すきっかけにしたい記念日です。
そんほか、11月19日には次のような記念日もあります。
- いい育児の日(いい11育19児)
- いい息の日(口臭ケア・エチケットを考える日)
- 緑のおばさんの日(学童擁護員制度のスタートを記念)
- 農協記念日(農業協同組合法公布の日)
どれも「暮らしの安心」「子ども」「地域」をキーワードにした記念日ばかり。
11月19日は、身近な生活を支えている“縁の下の力持ち”に目を向ける一日とも言えそうです。
11月19日の主な出来事
1969年:アポロ12号が月面に着陸 ― 精密着陸に成功した2度目の月面着陸
1969年11月19日、アポロ計画で2度目の有人月面着陸となる「アポロ12号」の月着陸船が、 月の「嵐の大洋」地域に着陸しました。
アポロ11号に続くミッションでしたが、12号の特徴は「ピンポイント着陸」に挑んだことです。
事前に月面無人探査機「サーベイヤー3号」が着陸しており、そのすぐ近くに着陸するという高度な計画でした。 実際に、着陸地点はサーベイヤー3号から数百メートル以内という精度で成功し、 着陸技術の高さを世界に示す出来事となりました。
「人類が月に立った」というだけでなく、「月で狙った場所に着陸できる」段階にまで到達していた――。 宇宙開発の歴史の中でも重要な一歩です。
1980年:山口百恵さんと三浦友和さんが結婚
1980年11月19日、国民的アイドルだった山口百恵さんと、 俳優の三浦友和さんが結婚しました。
教会での挙式とホテルでの披露宴の様子はテレビで中継され、多くの人が見守る中での「世紀の結婚」となりました。
この日は同時に、山口百恵さんが芸能界を引退し、家庭に入る決断をした日でもあります。
今でも語り継がれる「自分で自分の幕を引いた引き際」として、昭和の芸能史に残る出来事です。
1993年:環境基本法が公布・施行 ― 日本の環境政策の“土台”ができた日
1993年11月19日には、日本の環境政策にとって大きな転機となる「環境基本法」が公布・施行されました。
それまでの「公害対策基本法」を引き継ぎつつ、地球環境問題や生活環境の悪化など、 より広い意味での「環境」を扱うために環境政策の“憲法”のような位置づけで制定された法律です。
環境基本法では、
- 環境の保全に関する基本理念
- 国・地方公共団体・事業者・国民の責務
- 環境基本計画・環境基準など環境施策の枠組み
といった、今の環境行政のベースとなる考え方が示されています。
11月19日は、日本が「環境と経済の両立」へ本格的に舵を切った日とも言えるでしょう。
1999年:年・月・日すべてが奇数になった日
1999年11月19日は、西暦・月・日すべてが奇数になる日として、一部で話題になりました。
1999 / 11 / 19 ― たしかに全部が奇数だらけです。
次にこの条件になるのは3111年1月1日です!
もちろん「だから何か特別なことが起きる」というわけではありませんが、 数字の並びや語呂合わせを楽しむのは、日本の「今日は何の日」文化らしいユニークな視点ですよね。
日付を眺めてちょっとクスッとできる、そんな小さな話題の一つです。
令和7年(2025年)11月19日の今日の出来事
- ガン5年生存率、部位で格差。離れた臓器に転移した場合大きく生存率が下がる模様。国立がん研究センターが発表
- 大分市佐賀関で発生した火災で、170棟以上が炎症。鎮火見通せず、1人死亡
- 楽天モバイルのシステムに不正ログインし、通信回線を契約したなどとして、高校生二人を逮捕。不正契約は2000件以上
11月19日生まれの有名人
11月19日生まれの方には、音楽・芸能・スポーツなどさまざまな分野で活躍する人がいます。
ここでは、日本人・海外を合わせて一部をピックアップしてご紹介します。
| 名前 | 職業・分野 | 生年 | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 松崎しげる | 歌手 | 1949年 | 東京都 |
| 松任谷正隆 | 音楽プロデューサー | 1951年 | 東京都 |
| 安藤優子 | ニュースキャスター | 1958年 | 千葉県 |
| 紫吹淳 | 女優・元宝塚歌劇団月組 | 1968年 | 群馬県 |
| メグ・ライアン | 女優 | 1961年 | アメリカ合衆国 |
| ジョディ・フォスター | 女優・映画監督 | 1962年 | アメリカ合衆国 |
まとめ:11月19日は「当たり前」を見直すきっかけに
11月19日は、
- 世界の衛生課題に目を向ける「世界トイレの日」
- 子どもたちにとって「本当にいい塾」を考える「いい塾の日」
- 宇宙開発・環境政策・昭和のスターの結婚など、ニュース性の高い歴史的出来事
といったテーマがぎゅっと詰まった一日でした。
トイレも、塾も、環境も、結婚も。
どれも私たちの日常の中に溶け込んでいて、つい「あるのが当たり前」と思ってしまうものばかりです。
だからこそ、年に一度くらいは立ち止まって、その意味やありがたさを考えてみる――。
そんなきっかけをくれるのが、11月19日という日なのかもしれません。
あなたにとっての「当たり前」は、本当に今のままでいいのか。
ちょっとだけ立ち止まって、今日の自分と、この先の「これから」を見つめ直してみてください。
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